和の物語

宮古島の父から、
二代目へ。

父の味を継ぎ、東京で磨く。本質は残して、価値は更新する。八王子で20年以上つくり続けてきた、一杯の物語です。

父が八王子で始めた、一軒の沖縄そば屋。

2004年、宮古島で生まれ育った父・渡真利朗男が、東京・八王子に沖縄そば専門店「和」を開きました。

リフォーム業を営みながら店に立ち、故郷の味を東京で届ける。そこから「和」の物語が始まりました。

初代・渡真利朗男

父の味を、継ぐ。

2011年、二代目・渡真利和也が、父から店と味を受け継ぎました。

宮古島に生まれ、幼少期を沖縄で過ごし、10歳から東京へ。父がつくってきた味を大切にしながら、自分の代でこの一杯をどう進めていくのか。店に立つほど、その思いは強くなっていきました。

沖縄そば専門店 和の以前の店舗外観

出汁を、学ぶところから。

沖縄の名店と勝負できる一杯へ。まず向き合ったのは出汁でした。学び、試し、何度も味を見直す。素材ごとの旨みや香りを比べながら学びを深め、出汁ソムリエの資格を取得しました。

豚、鰹、椎茸、昆布。それぞれの持ち味をどう重ねれば一杯としてまとまるのか。和の出汁はスープだけで終わらず、具材の仕込みにも生かしています。

出汁を学んでいた当時の、二つの出汁と本

だったら、麺から自分でつくろう。

けれど、出汁だけを磨いても、思い描く一杯には届きませんでした。理由のひとつが、麺でした。

2020年、念願だった自家製麺を始めました。国産小麦に、沖縄の海水塩、学んできた出汁、香味油や薬味、自家製の出汁塩麹を重ねる。出汁を麺そのものへ練り込み、麺を食べたときにも出汁を感じる。スープと麺が口の中でひとつになる一杯を目指して、今の麺が生まれました。

大きな木の箱いっぱいに仕込まれた自家製麺

店で磨き、食卓へ届ける。

八王子の店で一杯をつくり、食べる人の声を受け取り、また味を見直す。今も、その繰り返しです。

父が故郷の味を東京へ届けたように、今度は自分が、店で磨いてきた一杯をもっと遠くの食卓へ届けていく。

厨房で沖縄そばを仕込む二代目・渡真利和也

本土の人にも、
「沖縄そばって、こんなに美味しいんだ」
と、もっと知ってほしい。

つづきは、お店で。

八王子で、お待ちしています。

一杯を食べに。商品を手に取りに。和の店の空気ごと、楽しんでください。